№5510文献紹介
項目 | 文献の内容 |
区 分 | JTA委員会研究成果報告書 |
図書番号/分類番号 | №5510/ |
図書名/雑誌名 | スチールファイバーコンクリートに関する調査研究報告書/ |
主題/ -SFRCの設計施工指針-副題 | / |
著者名・発表者 | SFRC特別小委員会 |
所 属 | 社団法人日本トンネル技術協会 |
発行所 | 社団法人日本トンネル技術協会 |
発刊年月 | 1980年(昭和55年) 3月 |
掲載頁 | - |
総頁数 | 200頁 |
体 裁 | A4サイズ |
内 容 | まえがきより スチールファイバーコンクリートは、鋼繊維(スチールファイバー)をコンクリートに混入することによって、補強したものである。在来の普通コンクリートが引張強度をほとんど有しないのに対し、このスチールファイバーコンクリートは、著しい靭性を示すなど、その欠点を除いたすぐれた物性を示すことから、近年その研究開発が盛んに行をわれ、特に欧米では極めて活発である。わが国においても、数回にわたりシンポジウムが開催されており、トンネル覆工、舗装、建築をどの各種工事に広く使われ始めている.トンネル工事への適用に関しては、鋼繊維を吹付コンクリートあるいはコンクリートに混入して覆工の補強また薄肉化を計れること、殊に膨張性地山をどの悪地盤中のトンネルにおいて、そのねばり強さを活用して、せん断破壊に対する抵抗性の増大が期待できるなど、そのメリットは大きいと考えられる。日本トンネル技術協会は、昭和53年8月、鉄鋼5社(新日本製鉄㈱、日本鋼管㈱、川崎製鉄㈱、住友金属㈱、㈱神戸製鋼所)からの委託を受け、SFRC特別小委員会を設置した。委託の主旨は、鋼繊維を混入した補強コンクリートのトンネル工事-の適用化を図ることを目的とする設計・施工指針を作成することであり、SFRC特別小委員会の設置の期限は2ヶ年とした。小委員会では、委託の趣旨に従い、鋼繊維補強コンクリートの一般的性状、トンネルの適用、設計施工指針、試験方法および経済性についての調査研究を進めると共に、わが国における施工実績と文献の紹介を行い、さらに実際のトンネルにおける現場試験施工コンクリートの品質検査を含め、こゝに報告書として取りまとめた.当妻員会としては、本報告書が、鋼繊維補強コンクリートのトンネルへの通用に、いささかでも貢献するならば、望外の幸せである. |
目 次 | 1. SFの品質形状 1-1 市販あるいは、開発中のSFの製造方法をらびに製品に関する調査 1-2 製造方法 1-3 製品 2. SFRCの一般的性状 2-1 力学的諸性質 2-2 強化機構 2-3 繊維の分散と配向 2-4 耐久性について 2-5 ワーカビリチー・配合 2-6 耐摩耗性、すべり抵抗 2-7 耐火性、その他 3. SFRCのトンネルへの適用 3-1 概要 3-2 吹付けによる適用 3-3 打込による適用 3-4 その他の考えられる適用 4. 設計施工指針 4-1 設計 4-2 施工 5. 試験方法 5-1 概要 5-2 試験方法 5-3 吹付けコンクリートの適用例 6. SFRCの経済性 6-1 概要 6-2 NATMの支保材としての吹付けコンクリート 6-3トンネルの補修、補強 6-4 鉱山機搬トンネル等の簡易トンネルの覆工 7. 施工実績および施工実験調査 7-1 調査主旨 7-2 調査方法 7-3 調査結果 8. 参考文献 8-1 文献日銀 8-2 文献抄録 9. まとめ 付録SFRC施工実績調査表 |
備 考 | - |