技術12 タブレットによるトンネル検査の効率化に関する取組み
★タブレットによるトンネル検査の効率化に関する取組み/九州旅客鉄道(株)/鉄道・★
<概要説明>
JR 九州では、保守土木部門においてタブレットを配備しており、工事の施工管理や異常時の情報共有の効率化などに取り組んでいる。このタブレットを活用してトンネル検」査の効率化を図ることを目的に、トンネル検査支援アプリを開発した。これにより、現地踏査の効率化、帳票整理に要する作業時間の削減、関係資料の一元管理が期待される。


<導入効果>
■従来の課題
①現地踏査時に過去の検査記録を持参し、変状箇所の把握に時間を要すること
②事務所での帳票整理に多くの時間や労力を要すること
③関係資料を一元管理できていない現状
■新たに導入した技術の概要
①タブレット上で健全度判定の入力やトンネル変状展開図を容易に作成可能
②トンネル展開図を元に、検査記録簿を自動作成
③関係資料を一元管理できるように統一
導入効果 ①効率的に現地踏査を実施し、検査結果の整理、帳票作成時間の削減に貢
献できることを確認した
②写真撮影箇所や変状発生位置をより正確に記録することができ、現地踏査の効率化や維持管理精度の向上に貢献できている。
<今後の課題>
トンネルだけでなく、他の鉄道構造物の検査支援システムを開発し、検査業務の効率化を図ることにより、今後増加が予想される構造物の経年劣化に対し
て適切な維持管理に努めていきたい
<参考文献
上村寿志,市村彰,佐藤武斗:タブレットによるトンネル検査の効率化に関する取り組み,鉄道施設協会誌,Vol.57,No.2,pp.117-119,2019