技術14 電磁波探査ドローンによる覆工探査技術
★電磁波探査ドローンによる覆工探査技術/(株)ウオールナット/鉄道・道路★
<概要説明>
本技術は、覆工天端部において「コンクリート厚、空洞厚、コンクリート表面のうき」をドローンで探査可能な技術である。ドローンに搭載された地中レーダアンテナを覆工天端部に押し当てて時速2km程度で走行させながらデータを取得していく。
搭載するセンサーを替えることで、覆工の厚さ(1m程度)、背面空洞(2m程度)、内部欠陥(t=1.0mm、5cm角以上のうき、発生深度)の探査が可能である。

<開発・導入の背景>
■従来の課題
地中レーダアンテナとデータを記録・制御するコントロール部がケーブルによって繋がっているため、可動範囲に制限があった。また、大掛かりな計測用台車を作成し、人海戦術による探査を行っていたことから、安全面への対策及び、多くの日数と費用が発生していた。
■新たに導入した技術の概要
自社で開発した完全ケーブルレスレーダなので、数種類の周波数のアンテナを所有していることから、目的に合わせた探査が可能となった。
ケーブルレスなので、ドローンに搭載することが可能となり、高所での作業が無くなり、安全面、探査の幅が格段に広がった。
<導入効果>
災害時においては、高所作業車や足場が使えない場所であっても、対応が可能である。
従来型の計測方式と比べて、計測車両、高所作業車、仮設足場等の準備が不要となり、2名での探査が可能なことから、大幅なコスト削減と作業効率の向上が期待される。
<今後の課題>
測線管理や距離情報を整理するのに時間を要している。今後距離計をD-GNSSに改良することで測線管理にかかる時間を短縮させ、一日の作業量増加が期待できる。