技術2 社会インフラ画像診断「ひびみっけ」
★社会インフラ画像診断「ひびみっけ」/富士フイルム株式会社★
<概要説明>
ひびみっけは、コンクリート構造物の写真を自動的に合成し、ひびわれを自動検出するソフトウェアサービス。
トンネル検査において従来は「1.ひびわれを見つける」「2.ひびわれをチョーキングしスケッチする」「3.スケッチした結果をCAD化する」という作業を行っていたが、写真から自動的にAIがひびわれを検出しCAD化する事で効率化を目的としている。また、本技術は打音点検車の後から損傷をスケッチする人員を写真撮影に変える事で導入できるため、従来点検から大幅にワークフローを変える必要がない。

<開発・導入の背景>
■従来の課題
(1)画像による記録
・従来、一般的なデジタル一眼カメラでトンネル覆工表面を撮影し変状展開図の作成を行おうとしても撮影した画像を合成する際局面の画像のため、画像に歪みが生じしていた。
(2)ひびわれの検出
・従来、トンネル点検におけるコンクリートのひびわれの検出・記録は、人による近接目視点検の記録で対応していた。
■新たに導入した技術の概要
2018年より「ひびみっけ」サービスを開始し、トンネル覆工表面のような局面の画像合成を歪みなく行う技術とAIによるひびわれ検出する技術の提供を開始した。
(1)画像合成
画像合成するために、当社の撮影ガイドラインに示された撮影条件を参考にトンネル中心部から側面から天面に向けて1枚ずつ画像の撮影を行っていく。また、撮影の際は各画像のオーバーラップを20%程度取る必要がある。
撮影した画像をスパン毎にフォルダに纏めて「ひびみっけ」サービスにアップロードする事でスパン毎の変状展開図が自動的に作成される。
(2)ひびわれ検出
ひびみっけは2018年のサービス開始以来、年に数回ひびわれ検出AIの
バージョンアップを行っている。現在、ひびみっけは1200社以上のユーザーがおり、各ユーザーがアップロードした膨大な枚数の画像を基に学習しているため、常に精度向上している。ユーザーは常に最新のAIで画像からひびわれ検出を行うことが可能。
<導入効果>
・一般的なデジタル一眼カメラからも変状展開図作成が自動で作成可能になった。
・デジタル一眼カメラから撮影することでひびわれを自動的に検出・CAD化が可能になり、作業が効率化された。
<今後の課題>
・ひびみっけユーザーの要望対応を随時進めている。
<参考文献>
富士フイルム株式会社 ひびみっけHP
https://www.fujifilm.com/jp/ja/business/inspection/infraservice/hibimik…