技術8 鉄道版インフラドクター

★鉄道版インフラドクター/東急(株)、首都高速道路(株)、首都高技術(株)/鉄道★

<概要説明>
2023.3.31
レーザースキャナによる3次元点群データと高解像度カメラの画像データを取得、解析することにより、トンネルの特別全般検査を行う

<開発・導入の背景>
■従来の課題
トンネル特別全般検査は、主に終電後に技術者による目視で実施している。現地に仮設足場などを設置し、全ての部位の近接目視を行っており、異常が疑われる箇所は打音調査などを実施しているが、以下の課題がある。
1. 夜間作業などに従事する技術者不足と技術の継承
2. 経験や技量の違いなどによる検査精度のバラつき
3. 検査結果の変状展開図等の作成には多くの人手が必要。検査費用も増加
■新たに導入した技術の概要
3次元点群・カメラ画像データから現地検査前に変状を抽出するなどし、検査業務を効率化する。検査記録等データは電子化され、点群データの位置情報を基にGIS上で管理するシステム
 点群・画像の解析データから浮き・剥離、ひび割れなどを現地の検査前に抽出。異常が疑われる箇所及び打音調査箇所の絞り込みを行う
 点群データの位置情報と上記データから正確で精度の高い検査記録を作成する

<導入効果>
 打音調査などが必要な箇所の絞り込みにより現地の検査期間を短縮
 GISを基に点群データと維持管理データとを連携し効率的に管理する。また検査等の記録が“紙”で保管されている場合には、これを電子化しGIS上で管理する

<今後の課題>
トンネル特別全般検査での導入を行っているが、検査頻度が20年と長く、費用対効果を向上させるため取得した3次元点群・カメラ画像データを有効活用し、他検査や巡視等、他分野へも展開したいと考えている。
<参考文献>