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区分
JTA委員会研究成果報告書
図書分類
契約積算
図書名/雑誌名
都市トンネルの積算資料
主題/副題
/開削及びシールド工事の実態分析
著者名・発表者
積算委員会
所属
社団法人日本トンネル技術協会
発行所
社団法人日本トンネル技術協会
発刊年月(表示用)
1980年(昭和55年)2月
総頁数
236頁
体 裁
A4サイズ
内容

まえがきより都市機能の整備に,都市トンネル工事は欠かせぬものであり,工事数量の増大に伴う施工条件の多様化と相まって,技術開発にも目覚ましいものがある。しかし,その実態は,都市内という立地条件の複雑さのため,なかなか握み難く, まして,積算の参考資料となると絶無といえる。このため,各官庁関係では独自に調査され,諸条件を勘案のうえ苦労して積算しているのが現状である。当積算委員会では,この都市トンネルの代表である「開削トンネル」と「シールドトンネル」に焦点をしぼり,施工実態を広範囲かつ多面的に調査し,工事歩掛り,工事費を解析しようと試みた。実態調査実施より,すでに3年以上の年月を費し,土木技術の日進月歩の現状から必ずしも十分なものとはいえをいまでも,掘進速度,作業人員,機械損料,仮設建物等を具体的に分析,統計処理することができた。これにより都市トンネルの特殊性を多少とも解明できたものと信じている。

目 次

第1章開削トンネル
1.1 開削工法における請負工事費体系1.1.1請負工事費体系の調査、1.1.2請負工事費の構成1.2開削トンネル工事実態調査報告、1.2.1調査方法等、1.2.1.1調査の目的、1.2.1.2調査の方法と内容、1.2.2 実態調査、1.2.2.1集計について、1.2.2.2 工事概要((1)工事種類および施工場所(2)総工事費(3)工期(4)掘削土量 (5)構造物数量(6)道路使用幅員)1.2.2.3工法概要((1)土留方式(2)掘削方法 (3)士留支保工(4)薬液注入工(5)路面覆工(6)排水方法(7)躯体築造工法(8)防水工)、1.2.2.4工事工程((1)主要工種の施工期間 (2)主要工種の月間施工数量(3)月間最大コンクリート打設量(4)工事出来高(5)就業人員(6)作業稼働率(7)契約受電量および使用電力量、1.2.2.5機械工程((1) 機械台数(2) 共通機械)、1.2.2.6 直接工事費((1)残土処分(2)コンクリー卜(3)型粋(4)鉄筋(5)鋼材(6)埋戻、1.2.2.7 仮設建物((1)建物種別(2)建物面積(3)用地面積(4)収容人員(5)現場までの距離)、1.2.2.8 騒音振動対策((1)実施作業時間(2)対策方法)、1.2.2.9 環境対策((1)実施状況(2)総対策費(3)項目別対策費(4)対策内容)、1.2.2.10安全対策費1.2.3あとがき第2編シールドトンネル
2.1 シールド工事実態調査報告2.1.1調査方法等、2.1.1.1調査の目的、2.1.1.2調査の方法と内容((1)調査方法と調査時期(2)調査の内容(3)調査の方法(4)集計について)、2.1.2事前調査、2 1.2.1シールド工事の契約年次,用途および施工場所((1)契約年次(2)シールド工事の用途(3)施工場所、2.1.2.2シールド機械の分類と施工延長((1)シ-ルド機械の種類(2)施工延長)、2.1.3実態調査(本調査) 、2.1.3.1実態調査の工事概要((1)シ-ルド機械区分(2)施工延長(3)シールドトンネルの用途(4)施工場所(5)契約年次(6)シールド機械の概要)、2.1.3.2 工事費、2.1.3.3 工期、2.1.3.4シールド掘進の稼働率、2.1.3.5シールドの掘進速度((1)掘進速度の決め方(2)掘進速度のデータ(3)シールド掘進速度に影響を与える要因(4)重回帰分析による掘進速度の検討(5)説明変数の選択と変数の操作(6)回帰式の作成過程(モデルJG.4について)(7)回帰式の検討)、2.1,3.6掘進速度の通用と回帰式の計算((1)掘進速度(2)工期(3)賃金支払対象(4)回帰式の計算)、2.1.3.7月間掘進長他((1)月最大の掘進の稼働率(2)最大稼働率と最大据進長(3)最大稼働率の発生期間(4)最大掘進長の発生区間)、2.1.3.8 シールド工事の作業人員((1)一次覆工の作業人員(2)一次覆工作業人員の分析(3)二次覆工の作業人員)、2.1.3.9空気消費量、2.1.3.10契約電力、2.1.3.11シールド工事の発進基地面積、2.1.3.12裏込注入量、2.1.3.13手掘式シ-ルドの機械器具損料、2.1.3.14実態調査表、2.1.4あとがき