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会長の挨拶

    社団法人日本トンネル技術協会は、昭和50年にトンネル技術の組織的な進展が求められているなか、また国際トンネル協会(ITA)の日本代表機関としての役割を担って設立されて以来、トンネル技術に関する研究開発ならびに国際協力について精力的に活動して参りました。

    設立以来30余年が経緯し、この間トンネル技術を取巻く環境は時代とともに変化してきております。特に近年は公共事業の削減など厳しい社会環境にありますが、鉄道、道路等の社会基盤の整備にあたって、わが国の国土の大部分を占める山地部における地形的障壁を克服するためのトンネルの建設は、また経済活動と人口が集中する都市部における限られた都市空間を有効に活用するための地下空間の利用は不可欠であることに変わりありません。このため、従前にも増してトンネルのコスト縮減や設計・施工の合理化のための技術開発、研究開発が求められているところです。

    一方、世界的な視点からわが国のトンネルの現況を概観すると、わが国のトンネルプロジェクトおよびそれを支える技術は、その量・質ともに依然として高いレベルにあるといえます。わが国がこれまでに培ってきたトンネル建設技術をもって世界のリーダーとして貢献し、さらに発展させることがこれからも強く求められております。

    本協会は、産学官の会員の集まりで構成される公益法人である特質を生かして、国内外のトンネル技術の進展に寄与できるための活動を積極的に推進していく所存であります。 今後とも、本協会の活動につきまして、皆様からのより一層のご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

社団法人日本トンネル技術協会
 会  長    佐 藤 信 彦     
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