200604
現状の日本のTBMが抱えている問題点を整理し、その解決方法を検討し、将来のTBM工法のあり方についてまとめたものである。
【第一編】「TBMの施工実績」は、既刊「TBMハンドブック」作成時に行ったTBM実績調査以降の1998年から2003年までの日本のTBM実績四十数例および海外のTBM実績を追加調査し、データの統計処理、海外との実績比較などについてまとめたものである。第1章 調査概要、1.1調査対象工事、1.2調査項目、1.3調査結果第2章 分析、2.1TBMの用途、2.2TBM型式、2.3支保、2.4カッタ消費、2.5機械設備調査、2.6 実施工程、2.7トラブル第3章 世界および国内の動向、3.1世界の動向、3.2国内の動向、3.3国内外の動向第4章 TBM施工実績の総括、4.1国内TBMの概要,用途,型式,稼働率、4.2支保、4.3カッタ消費、4.4機械設備、4.5工程、4.6トラブル、4.7国内外の動向【第二編】「不良地山の対処方法と日本のTBM」では、第一編の分析結果を受け、日本の不良地山に焦点を絞りTBM工法(施工)に直接影響を与える要因(地山性状とトラブル、支保、トラブル対策)について分析・検討を行い工法や支保の提案を行っている。第1章 検討概要第2章 TBM工法と地質、2.1 日本のTBM にとっての不良地山の要因、2.2 TBM工法における地質調査、2.3 TBM工法の地山区分(案)第3章 TBMトンネルの設計、3.1 TBM掘削径の設計、3.2 TBM支保構造の現状(φ5mクラス)、3.3 TBM支保パターンの標準化(φ5mクラス)、3.4 覆工第4章 不良地山対策工、4.1 不良地山における補助工法と対策工、4.4 機械設備、4.5 工程、4.6 トラブル、4.7 国内外の動向
【参考資料】では、TBM機械設備例、国内外のTBMの施工実績(PDF+EXCEL)を掲載している。