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区分
JTA委員会研究成果報告書
図書分類
安全対策(山岳)
図書名/雑誌名
トンネル建設工事における安全施工のためのボーリング等の事前調査の方法等に係る基準の研究報告書
著者名・発表者
安全計画調査特別小委員会(労働省労働基準局委託) 
所属
社団法人日本トンネル技術協会
発行所
社団法人日本トンネル技術協会
発刊年月(表示用)
1983年(昭和58年)10月
総頁数
131頁
体 裁
B5サイズ
内容

まえがきより日本トンネル技術協会では,昭和57年度労働省から「トンネル建設工事における安全施工のためのボーリング等の事前調査の方法等に係る基準の研究」について委託を受けたので,安全環境委員会・安全計画調査特別小委員会において調査。研究を進め,成果をとりまとめたのがこの報告書である。トンネル工事は,未知な部分の多い自然を相手とするものであるため,予期せぬ事態に遭遇する場合が多々あり,また,一度災害が発生すると非常に重大な労働災害となるケースが多い。したがって,施工前に十分な事前調査を行って,予想される事態を想定し,災害を未然に防ぐ措置をとっておくことは非常に重要である。この基準は,トンネル建設工事において予想される労働災害のうち,主として自然現象によるものについて,それぞれの性状や原因,施工前及び施工中の調査,災害防止対策について述べたものである,そして,この基準をまとめるにあたっては,なるべく多くの事例を収集することに努め,そこで行われている様々な調査法や対策工を参考とするとともに,法令等に定められている事項についても検討を加えて,極力汎用性のあるものになるよう努めた。しかしながら,それぞれの工事では,その自然条件が様々に異なるため,必ずしもこの基準をそのまま適用できるとは限らないが,考え方の基本をこの基準において,それぞれの工事に適合した事前調査を行っていけば,災害の防止に十分資するものと考えている。

目 次

第1章総則第2章事前調査-般
§1.調査の進め方,§2.調査の方法,§3.調査の活用
第3章異常出水
§1.原因とその形態,§2.施工前の調査,§3.施工中の調査,§4.防止対策
第4章切羽崩壊
§].発生の形態,§2.発生原因,§3.施工前の調査,§4.施工中の調査, §5.防止対策
第5章坑口崩壊
§1.発生の形態と原因,§2.施工前の調査,§3.施工中の調査,§4.防止対策
第6章山はね
§1.山はね現象,§2.山はねの発生条件,§3.施工前の調査,§4.施工中の調査,§5.防止対策
第7章可燃性ガスの爆発
§1.種類と性質,§2.成因と発生状態,§3.燃焼。爆発,§4.施工前の調査,§5.施工中の調査,§6.防止対策
第8章酸欠及び有害ガス
§1.種類と性質,§2.成因と発生状態,§3.施工前の調査,§4.施工中の調査,§5.防止対策